失敗しない薄毛治療

2022年8月
  • 薄毛でも似合うパーマスタイルの選び方

    薄毛

    薄毛が気になっていてもパーマを上手に活用すれば髪にボリューム感を与えスタイリングの幅を広げることができます。しかしどんなパーマでも良いというわけではなく薄毛の状態や髪質顔型に合わせて慎重にスタイルを選ぶことが大切です。まず薄毛の気になる部分をカバーできるようなパーマスタイルを考えましょう。例えば頭頂部が気になる場合はトップに高さを出すようなパーマ分け目が気になる場合は分け目部分をぼかすようなゆるいウェーブが効果的です。髪全体のボリュームが少ない場合は全体的にふんわりとした動きが出るようなパーマを選ぶと良いでしょう。ただしあまりにも細かいカールや強いウェーブはかえって髪の量が少なく見えたり頭皮が目立ったりすることがあるため注意が必要です。美容師さんと相談しながら毛流れや髪の動きを計算した自然な仕上がりを目指しましょう。次に髪質に合ったパーマの種類を選ぶことが重要です。髪が細く柔らかい方は薬剤の力が強すぎるとダメージを受けやすくパーマがかかりすぎたり逆にすぐ取れてしまったりすることがあります。そのような場合は髪への負担が少ないコスメパーマや酸性パーマを選んだり部分的にかけるポイントパーマを検討したりするのがおすすめです。逆に髪が太く硬い方はしっかりとしたカールを出すためにある程度の強さの薬剤が必要になるかもしれませんがそれでも頭皮への影響は最小限に抑えるよう美容師に相談しましょう。またパーマをかける範囲もポイントです。全体にパーマをかけるのに抵抗がある場合や特定の箇所のボリュームアップだけを目的とする場合はトップのみ前髪のみなどポイントパーマが有効です。これによりダメージを最小限に抑えつつ効果的に悩みをカバーできます。美容師に伝える際にはただ薄毛を隠したいと伝えるだけでなく具体的にどの部分が気になるのかどのようなイメージにしたいのかを写真などを見せながら詳細に伝えることが大切です。プロの視点から最適なパーマスタイルや薬剤を提案してくれるはずです。そしてパーマ後のスタイリング方法やケア方法についても必ずアドバイスをもらいましょう。正しいケアを行うことでパーマの持ちが良くなり髪の健康も保てます。薄毛だからと諦めず自分に似合うパーマスタイルを見つけておしゃれを楽しみましょう。

  • 女性の薄毛治療薬!どんな種類と効果がある?

    抜け毛

    女性の薄毛は、男性とは異なる原因や特徴を持つことが多く、その治療法も性別に合わせたアプローチが必要です。近年、女性の薄毛治療薬の選択肢も増えてきており、悩みを抱える多くの女性にとって希望の光となっています。女性の薄毛治療薬として代表的なものには、主に外用薬と内服薬があります。外用薬として最も一般的に用いられるのが「ミノキシジル」を配合したものです。ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、副作用として多毛が見られたことから、薄毛治療薬としての研究が進められました。その作用機序としては、頭皮の血管を拡張して血流を改善し、毛母細胞を活性化させることで、発毛を促進し、髪の成長期を延長する効果が期待されています。日本では、女性向けに濃度が調整されたミノキシジル外用薬が市販されており、医師の処方箋なしで購入できるものもあります。ただし、効果には個人差があり、継続的な使用が必要です。内服薬としては、いくつかの選択肢がありますが、代表的なものに「スピロノラクトン」があります。これは元々、利尿薬や高血圧治療薬として使用されていましたが、男性ホルモンの働きを抑制する作用があることから、女性の男性型脱毛症(FAGA)の治療に用いられることがあります。FAGAは、女性ホルモンの減少や男性ホルモンの相対的な増加によって引き起こされると考えられており、スピロノラクトンは、DHT(ジヒドロテストステロン)という強力な男性ホルモンが毛乳頭細胞に作用するのを阻害することで、薄毛の進行を抑える効果が期待されます。ただし、スピロノラクトンは医師の処方が必要であり、電解質異常や月経不順などの副作用のリスクもあるため、定期的な検査と医師の慎重な判断のもとで使用されます。この他にも、パントガールに代表されるような、髪の成長に必要なアミノ酸、ビタミン、タンパク質などをバランス良く配合したサプリメントに近い内服薬も存在します。これらは医薬品ではなく栄養補助食品として扱われることが多いですが、毛髪の栄養状態を改善し、健康な髪の育成をサポートする効果が期待されています。女性の薄毛治療薬は、その種類や作用機序、期待できる効果、そして副作用のリスクも様々です。自己判断で使用するのではなく、必ず医師に相談し、適切な診断と指導のもとで治療を進めることが大切です。