失敗しない薄毛治療

2020年7月
  • 薄毛でも諦めないヘアカラーでお洒落を楽しむ

    かつら

    鏡に映る自分を見て分け目や頭頂部の髪のボリュームが気になりだすと気分まで少し沈んでしまうことがありますよね。薄毛だからもうお洒落なんて楽しめないのではと諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。でも諦めるのはまだ早いです。薄毛の悩みがあってもヘアカラーを諦める必要は全くありません。むしろヘアカラーは薄毛の悩みを上手にカバーし新しい自分を発見するきっかけにもなり得る素敵なツールなのです。私自身髪が細く地肌が透けて見えやすいことに長年コンプレックスを感じていました。新しい服を買っても髪型がしっくりこなくて気分が上がらないなんてこともしばしば。そんな私がヘアカラーに目を向けたのはある日SNSで見かけた一枚の写真がきっかけでした。同じように薄毛に悩む方がとても自然でお洒落なヘアカラーをされていて表情まで明るく輝いて見えたのです。これだと思いました。もちろん髪への負担は気になります。だからこそ信頼できる美容師さんに相談し頭皮に優しい薬剤を選んでもらったり部分的に色を入れるインナーカラーやハイライトを試してみたりしました。するとどうでしょう。髪全体に自然な立体感が生まれ以前よりも格段に薄毛が目立ちにくくなったのです。ヘアカラーは単に髪色を変えるだけのものではありません。それは自己表現の一つであり自分自身を大切にする行為でもあると思うのです。薄毛だからといって自分の好きややりたいを我慢する必要はありません。最近では頭皮への負担を考慮したカラー剤も数多く登場していますし美容師さんの技術も日々進化しています。大切なのは自分の髪の状態を正しく理解し無理のない範囲でおしゃれを楽しむことです。例えば全体を染めることに抵抗があるなら顔周りだけ明るくするフレーミングカラーや髪の内側にだけ色を入れるインナーカラーならダメージを抑えつつトレンド感も取り入れられます。白髪が気になる方は白髪ぼかしハイライトなども素晴らしい選択肢の一つですよね。ヘアカラーを通して新しい髪型に挑戦したりそれに合わせてメイクやファッションを変えてみたり。そんな風にお洒落の幅が広がっていくのは本当に楽しいものです。薄毛の悩みは時として私たちを臆病にさせますがほんの少しの勇気と工夫でそれは乗り越えられるかもしれません。ヘアカラーでもっと自分らしくもっと輝く毎日を手に入れましょう。

  • 美容のプロが語る薄毛とヘアカラー

    かつら

    薄毛でお悩みのお客様へのヘアカラー施術において最も重要なのはまずお客様の頭皮と髪の状態を正確に把握することから始まります。薄毛の原因は多岐にわたり頭皮が乾燥している方脂性の方炎症を起こしやすい方など様々です。ヘアカラー剤は化学薬品である以上健康な頭皮であってもある程度の刺激は避けられません。ですから施術前のカウンセリングでは頭皮診断を徹底し必要に応じてパッチテストの実施をおすすめしています。薬剤の選定も極めて重要でできる限り刺激の少ない例えばアンモニアフリーや低アルカリタイプのカラー剤を選んだり頭皮保護オイルを塗布してから施術に入るなどの配慮が求められます。お客様ご自身にも当日の体調が優れない場合は無理をしないようお伝えしています。薄毛を目立たせないためのカラーテクニックとしては色の選び方が基本です。地肌の色と髪色のコントラストをつけすぎないことが大切で例えば根元はやや暗めにし毛先に向かって自然なグラデーションをつけることで視線が根元に集中するのを避ける効果があります。またハイライトやローライトを効果的に使用することで髪に立体感と動きを出し薄毛部分から視線をそらす効果も期待できます。特に頭頂部などボリュームが気になる部分には明るめの色を細かく入れることでふんわりとした印象を与えることが可能です。これらのテクニックは髪質や薄毛の状態によって最適な方法が異なるためお客様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術が不可欠となります。薬剤を頭皮に直接つけないように根元ギリギリから塗布するゼロテクニックも頭皮への負担を軽減する上で非常に有効な技術です。そして施術後のホームケアは美しい仕上がりを長持ちさせ頭皮と髪の健康を保つために極めて大切です。カラーリング後の髪と頭皮はデリケートな状態ですので当日はシャンプーを控えるかお湯で優しく洗い流す程度にしていただくのが理想です。翌日以降は洗浄力のマイルドなアミノ酸系シャンプーや頭皮ケア成分が配合されたシャンプーを使用しゴシゴシと強く洗わず指の腹で優しくマッサージするように洗ってください。トリートメントで髪の保湿と補修をしっかり行いドライヤーで乾かす際も熱風を直接頭皮に長時間当てないよう注意が必要です。