失敗しない薄毛治療

2019年2月
  • 薄毛タイプ別センターパート攻略法

    円形脱毛症

    センターパートは薄毛の悩みを持つ方にとって挑戦しがいのあるスタイルですが薄毛のタイプによって似合わせ方やカバーのポイントが異なります。それぞれのタイプに合わせた攻略法を知ることでより自然で魅力的なセンターパートを実現できます。まずM字型薄毛の方です。M字部分はセンターパートにすると露呈しやすい場所ですが前髪の長さとスタイリングで工夫できます。前髪をやや長めに残しセンターで分けつつもM字部分にかかるように毛流れを作ると自然にカバーできます。この時前髪全体を重くするのではなく軽さや動きを出すことがポイントです。サイドの髪にボリュームを持たせすぎるとM字部分が強調されることがあるためサイドはすっきりと抑えトップに高さを出すようなバランスを意識しましょう。次にO字型つまり頭頂部が薄くなっている方です。センターパートは分け目が頭頂部を通るためO字型の方にとっては最も気になる部分が目立ちやすいスタイルと言えます。この場合センターの分け目をややどちらかにずらしたり分け目を直線ではなくジグザグにとったりすることで頭皮の露出を抑えることができます。またトップの髪にある程度の長さを残しパーマをかけてボリュームを出すのも有効な手段です。スタイリング剤で根元を立ち上げふんわりと仕上げることが重要です。U字型薄毛のように前頭部から頭頂部にかけて広範囲に薄毛が進行している場合はセンターパートの難易度が上がります。全体的にボリュームが不足しているため無理に隠そうとすると不自然になりがちです。この場合は短めのレングスで清潔感を出しつつセンターパートを取り入れるのがおすすめです。髪の長さを短くすることで薄い部分とのコントラストを和らげることができます。レイヤーカットで髪に動きを出し軽さを演出するのも良いでしょう。全体的に髪が細くボリュームが出にくいという方は無理に長さを残してセンターパートにするよりもある程度短くしてトップにレイヤーを入れ動きを出しやすくする方が自然に見えることがあります。パーマで全体のボリュームアップを図るのも効果的です。どのタイプであっても重要なのは美容師とよく相談することです。自分の薄毛の状態髪質骨格を理解し最適なカットやスタイリング方法を提案してもらいましょう。そして何よりも大切なのは自信を持ってそのスタイルを楽しむことです。

  • 間違ったヘアケアが薄毛の原因に?頭皮環境の重要性

    AGA

    毎日のように行っているシャンプーやスタイリングといったヘアケアですが、その方法が間違っていると、知らず知らずのうちに頭皮にダメージを与え、薄毛の原因を作ってしまっている可能性があります。健康な髪は健康な頭皮から育つため、頭皮環境を良好に保つことが何よりも重要です。まず見直したいのが「シャンプーの選び方と洗い方」です。洗浄力の強すぎるシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで奪い去り、乾燥やバリア機能の低下を招きます。頭皮が乾燥すると、フケやかゆみが出やすくなるだけでなく、外部からの刺激に弱くなり、炎症を引き起こすこともあります。自分の頭皮タイプ(乾燥肌、脂性肌、敏感肌など)に合った、アミノ酸系などのマイルドな洗浄成分のシャンプーを選ぶようにしましょう。洗髪時には、爪を立ててゴシゴシと洗うのは厳禁です。頭皮を傷つけ、炎症や毛穴の詰まりの原因となります。指の腹を使って、優しくマッサージするように洗い、髪の毛だけでなく頭皮の汚れをしっかりと落とすことを意識しましょう。また、シャンプー剤やコンディショナーの「すすぎ残し」も大きな問題です。これらの成分が頭皮に残っていると、毛穴を塞いだり、化学的な刺激となって炎症を引き起こしたりする可能性があります。特に生え際や耳の後ろなどはすすぎ残しやすい部分なので、時間をかけて丁寧にすすぐように心がけてください。次に「ドライヤーの使い方」です。洗髪後、髪を濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の臭いやかゆみ、炎症の原因となります。必ずドライヤーで頭皮からしっかりと乾かすようにしましょう。ただし、熱風を長時間同じ場所に当て続けると、頭皮が乾燥しすぎてしまうため、ドライヤーを頭から20cm程度離し、こまめに動かしながら乾かすのがポイントです。また、「過度なヘアスタイリング」も頭皮への負担となります。頻繁なカラーリングやパーマ、高温のヘアアイロンの常用は、髪だけでなく頭皮にもダメージを与え、乾燥や炎症を引き起こす可能性があります。できるだけ間隔を空けたり、低温で使用したりするなど、頭皮への負担を軽減する工夫が必要です。さらに、ポニーテールやきつい編み込みなど、髪を強く引っ張る髪型を長時間続けると、「牽引性脱毛症」といって、毛根に負担がかかり、生え際や分け目部分の髪が薄くなることがあります。